【記事】
義歯作りの勘所とは、高すぎず 大きくもなく 真ん中を バランスよくが 歯合わせの道
高齢社会が加速するなか義歯の需要は今後ますます増加するものと思われます。「義歯は難しい」と、ついつい歯科技工士さん任せになってしまう義歯臨床ですが、患者さんの笑顔のために究極の義歯づくりにトライしてみてください。
本書で紹介している「軟化パラフィンワックス臼歯部咬合法」は、塩田博文先生が提唱してきたリマウント法です。通称「軟パラ法」は、「落ちる 切れない 当たる 嚙めない 痛い」等々の義歯の咬合関係の適否や不具合を簡単・簡便に見抜くことができるリマウント法で、その延長線上で補正や修正をする方法です。
本書は、40年の臨床経験から塩田博文先生が確立された義歯臨床の集大成です。また、義歯づくりの物語を通して患者接遇のポイントなど、さまざまなメッセージが込められています。ぜひ“塩田イズム”に触れてみてください。すべては患者さんの「歯福は至福」のために。