【記事】
本書は,理学療法士・作業療法士の教育課程の日常授業での活用を考慮した整形外科テキスト.運動器の正常構造,運動器疾患の診断・治療から,骨・関節の外傷や各部位のさまざまな疾患,さらにスポーツ外傷・障害,小児整形外科までを網羅した18章構成.後半の章では,代表的な疾患を中心に解説し,各疾患のリハビリテーションにおけるポイントもまとめた.「代表症例」「ガイドライン」も提示し,実臨床に直結する内容となっている.巻末の付録では,国家試験の過去問題,関節運動や薬剤のリストなどを掲載.学生の国試対策,さらには卒後のリハ臨床でも役立つポイントをまとめた.PT・OTが修得すべき必要十分量の知識が詰まった一冊.