【記事】
萌出障害は,本人や家族が問題に気づかないため主訴になりにくい異常であり,歯科医師が知識と経験を活かして早期に気づき,的確に対応することが健全な永久歯列へ導くために必要です.
本書では,著者が日常臨床で取り組んでいる“パノラマ写真を活用した異常の早期発見”と,その成果である1,000を超える症例の経過から得た臨床対応を示しています.
臨床で遭遇しやすい先天欠如,歯胚位置異常,萌出遅延,過剰歯,歯の捻転などを取り上げ,その頻度や起こりやすい部位ごとの診断,対応,処置を解説.代表的な萌出障害への症例集として,ご活用ください.