【記事】
“正しい病理診断”を導くためには,巧緻な切り出しが欠かせない.本書は病理診断の要となる“切り出し”について,25の臓器を取り上げ,疾患ごとの切り出し法と肉眼診断の要点を解説した実践書.各臓器について,マニュアルにはない,ローカルルールを含む独自の切り出し(「私はこう切る」)の工夫を取り入れ,切り出しに大きく関わる工程(「固定」「撮影」「脱脂・脱灰」)の解説(「私はこうする」)も収載した.
『病理と臨床』好評連載の単行本化.連載掲載の18臓器に加え,新たに7臓器の「切り出し」と,「固定」「撮影」「脱脂・脱灰」の“キモ”を書き下ろし.