ICUナースが書いた 人工呼吸器離脱のアセスメントがもっとできるようになる本
【目次】
人工呼吸離脱につなげる計18項目
【呼吸状態のアセスメント】
(1) 呼吸仕事量の増加はない?
(2) 排痰は可能?
(3) 酸素化係数(P/F ratio)は200を超えている?
(4) 換気量は保たれている?
(5) 酸塩基平衡は安定している?
(6) 胸部X線所見の悪化はない?
(7) 異常呼吸音は増加していない?
(8) SAT(自発覚醒トライアル)をクリアできる?
(9) SBT(自発呼吸トライアル)をクリアできる?
【全身状態のアセスメント】
(1) 循環動態は安定している?
(2) 酸素運搬能に異常はない?
(3) 代謝の異常はない?
(4) 全身の水分量は増加していない?
(5) 栄養状態は改善している?
(6) 顕著な電解質の異常はない?
(7) 痛みのコントロールはできている?
(8) 指示動作ができる?
(9) 腹部膨満はない?
【記事】
人工呼吸器の離脱は、タイミングが重要です。早すぎると病態改善の妨げとなり、遅すぎると合併症につながります。
適切なタイミングを逃さないように、毎日注意深く患者さんの状態をみる必要があり、呼吸だけではなく、全身をみなくてはなりません。
本書は、人工呼吸器離脱に関連する「呼吸状態」「全身状態」について、具体的にどこをみればよいのか、それらがなぜ離脱に関連しているのか、経験豊かなICUナースが、根拠を示しながらていねいに解説しました。
看護師として、患者さんのためにどのような介入ができるのか、自ら考え、理解して、自信をもってアセスメント・ケアができるようになります。