【記事】
現在,うつ病は,先進国における健康問題として20〜40代までの世代でトップを占め,WHO(世界保健機関)の推定では,世界人口の約15%が生涯,一度はうつ病を経験するといいます。しかし発症しても,社会の偏見を恐れて言い出せなかったり,「精神の風邪」と軽く考えたりすることから,重症化する例が後を絶ちません。
本書は,欧米の最先端研究に基づき,発症の原因や治療法の進化を中心に,予防策や今後の研究課題など,うつ病に関して知っておきたいことをコンパクトにまとめたものです。誰もがもっておきたい予備知識が身につき,うつ病と正しく向き合うことができるでしょう。