【記事】
ビル・ゲイツが「バーツラフ・シュミルほど,その本を楽しみにしている作家はいない」と絶賛する著者による世界的話題作。世界屈指の思想家,統計分析の第一人者である著者は「限りある地球で無限の成長はあり得ない」と言います。本書では微生物のようなミクロから帝国のようなマクロまで,世界中のさまざまな形態の「成長」を,数値データを用いて壮大なスケールで解説。徹底した事実の明示によって成長の限界を導き出し,「脱成長」を提唱します。
下巻では,人工物,都市の発展,経済や文明の進歩など,複雑な成長について論証。「生物圏の居住権確保のためには成長を優先すできではない」という著者の主張の根拠が鮮明に浮かび上がります。