【記事】
「いかにして患者に最適な眼内レンズを選択するか」──これこそ,白内障術後の患者満足度を左右する最重要ポイントといえる.機器の進歩により手術の安全性が高まっても,患者が希望・予想していた見え方と術後の見え方が乖離し不満症例となれば,その手術は「不成功」となってしまうからである.本書は「最適な眼内レンズ選択」に特化した新しい書籍である.問診・検査に始まり,得られた情報を分析し,最適な見え方を実現する眼内レンズの理論・テクニック,さらに,Vision Simulatorや現在国内で使用可能なIOLスペック一覧表など最新情報まで余すところなく掲載した.白内障診療に携わるすべての眼科医必携の一冊.