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ウイルスの進化史を考える

武村政春・著

出版社

技術評論社

発行日

2022/04/06

判型

A5

ページ数

271

ISBN

978-4-297-12773-2

カテゴリ
本体価格 2,200円
(税込価格 2,420円)

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【目次】
第1章 ウイルスとは何か
第2章 RNAウイルスの進化史
第3章 DNAウイルスの進化
第4章 レトロウイルスの進化史
第5章 ウイルスの起源
【記事】
このご時世,ウイルスの本がちょっと刊行されてきたものの,「ウイルスの進化」をメインに扱った本はない。
その理由はおそらく簡単で,ウイルスの進化を研究する研究者がそれほど多くないことに加え,その進化のあらましの正確なところを,じつは誰も知らないからである。
まあ,誰も知らないというのはじつは言い過ぎで,研究をしている人は,さまざまなエヴィデンス(そのほとんどは分子系統学である)をもとにある程度の推測を行い,論文として発表しているわけだけれど,あくまでもそれは推測であって,真実をそのまま表しているわけではない(そんなことを言ったら,すべての生物学の分野がそうなのだが)。
だから,それをあたかも分かったかのような顔をして本を書くなどという危険な行為を,誰もしたがらないのである。
それをあえて行おうというのが,本書である。
「インフルエンザウイルスはどのようにインフルエンザウイルスたり得たのか?」
「コロナウイルスはどうやってRNAウイルスのなかから生じてきたのか?」
ウイルスの進化史を広い視点で見ると,そこにはどんな世界が広がっているのだろう?

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