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患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来

高尾洋之・著

出版社

日経BP

発行日

2022/03/28

判型

B6

ページ数

262

ISBN

978-4-296-10006-4

カテゴリ
本体価格 1,600円
(税込価格 1,760円)

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【目次】
第1部 ICT医療の先駆者、ギラン・バレー症候群に倒れる
第2部 デジタルツール、本当の実力
第3部 医療従事者にとってのデジタル医療
第4部 国産医療ソフトの実力
第5部 新型コロナウイルスとの戦い
第6部 未来のデジタル医療
【記事】
成長を続ける「デジタル医療」産業
最前線から見える未来を紹介
日本のデジタル医療市場は成長を続けています。世界に目を向ければ、さらに巨大な市場が広がっています。
では、国産のデジタル医療製品にはどのようなものがあり、世界的に見て、どの程度の実力なのでしょうか。本書の著者は、それを最もよく知る人物の1人です。東京慈恵会医科大学の医師として数々の医療用製品の開発をけん引し、デジタル医療分野のリーダーとして活躍しています。
例えば、スマホで利用できる医師間コミュニケーションアプリ「Join」は、日本国内だけでなく、フィンランド、スウェーデン、ブラジル、サウジアラビア、マレーシアなど、既に多くの国に展開しています。このアプリには世界中のAIと連携する機能を持つなど、技術面でも最先端です。
コロナ禍の感染予防において、国は入国者に対し指定施設などでの一定期間の待機を求めています。待機期間の間はコンタクトをとる必要があり、多いときは毎日数万人にも上り、とても通常のやり方で処理できる数ではありません。そこで活躍しているのが「MySOS」です。これも筆者が開発に関わった国産医療ソフトです。
そんな筆者を、2018年、末梢神経が冒される「ギラン・バレー症候群」が襲います。4カ月の間意識を失っていましたが、今は徐々に回復してきています。筆者は今もベッドの上で研究を続け、ITツールを駆使してその成果をまとめています。本書はその一環です。
日本の医療のために今も奮闘を続ける筆者のエネルギーを感じ取ってもらいたい。本書は、デジタル医療の最前線を知るのにふさわしい1冊です。

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