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否定された施設 精神科病棟開放化レポート

フランコ・バザーリア・訳者・梶原徹・訳

出版社

みすず書房

発行日

2022/03/16

判型

A5

ページ数

344

ISBN

978-4-622-09072-4

本体価格 7,500円
(税込価格 8,250円)

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【目次】
ドキュメンタリー的序文  ニーノ・ヴァスコン編
第1章 暴力の施設  フランコ・バザーリア
第2章 治療共同体のイデオロギー  ルチオ・スキタール
第3章 自治の神話と現実  アントニオ・スラヴィッチ
第4章 伝統的精神科病院の否定  アゴスティーノ・ピレッラ
第5章 女子C病棟――最後の閉鎖病棟  レティツィア・ジェルヴィス・コンバ
第6章 一つの施設矛盾――アルコール病棟  ドメニコ・カーサグランデ
第7章 精神医学の危機と施設矛盾  ジョヴァンニ・ジェルヴィス
第8章 施設の転覆と共通目的  フランカ・オンガロ・バザーリア
第9章 あるインタビュー――社会学的否定  ジアン・アントニオ・ジーリ
【記事】
18世紀末、フランスの精神科医フィリップ・ピネルが精神障害者を拘束する鎖を解いたことが、近代精神医学のはじまりとされている。しかし、本書で語られる20世紀のイタリアの精神科病棟には鉄格子付きの窓があり、患者たちは朝から晩までベッドに縛りつけられ、たとえ中庭に出ることがあっても、今度は木に縛りつけられた。
1960年代、イタリア精神保健改革の父フランコ・バザーリアと仲間たちは、ゴリツィア精神病院の閉鎖病棟を次々と開放していった。本書で報告されるのは、ゴリツィア最後の2つの閉鎖病棟の開放化が進められた時期である。
〈私たちは、状況が危機にあることを肯定する時期に到達している。実践的・科学的意味のすべてで収容所の現実は乗り越えられたが、それが継続的歩みに成りうるかどうかはまだわからない〉
病棟を開放するとはどういうことか、そのとき一体何が起こるのか――患者をはじめ、医師、看護師ほか、病棟に携わるすべての者たちの証言により明らかになる、閉鎖病棟開放のドキュメント。

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