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不明熱のエッセンス

國松淳和・著

出版社

中外医学社

発行日

2022/02/01

判型

A5変

ページ数

423

ISBN

978-4-498-01026-0

本体価格 4,600円
(税込価格 5,060円)

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【目次】
PART 1
  1 不明熱を知る医者は,不明熱に出会わない
  2 不明熱を知らない者が不明熱を語ろうとすれば,虚構になる
  3 不明熱が自然科学だとすれば,不明熱は誰もが確認できる事柄だけから成る
  4 不明熱は,命題たりえない
  5 臨床の「熱遊戯」としてなら,不明熱は存在できる
  6 集団の信念として了解するなら,不明熱は臨床医と患者の間で語られてよい
  7 不明熱は,実体はないが認識はできる.そしてそれは定義によらない
  8 熱源は何だろうという問いを脳内で発した時点で,もう解決は難しいかもしれない
  9 不明熱という問題の解決を,問題の消滅によって気づくということがある
  10 熱の原因がわからないからといって,すぐに「語ることができないことについては,
    沈黙するしかない」を選ぶべきではないが,熱の唯一の原因を探してもならない
  11 熱の原因がわからないのか.君は今それを診ているじゃないか.何も隠されていないのだ.
  12 不明熱の症例報告では本当の不明熱は語られていない

PART 2
Editorial
  2010
  2011
  2012
  2013
  2014
  2015
  2016
  2017
  2018
  2019
  2020
【記事】
不明熱診療で大切なこととは何でしょうか.不明熱にかかわった経験があるならば誰しもが考えることである一方で,もしかしたら不明熱のトレンドがここ10年で変遷してきていることに気づいている方々もいらっしゃるかもしれません.本書はその感覚を形にしました.検査の進歩や普及,新たな炎症病態への理解や認知,そして社会や患者さんからの要請など,不明を取り巻く数多の要素を乗り越える最高の一冊.

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