【記事】
「第十八改正日本薬局方」「日本薬局方外生薬規格2018」に準拠し、5年ぶりの改訂となりました。本書の要である生薬の効能・効果に関する解説は、「一般用漢方294処方」における生薬の運用を念頭におき、特に「生薬の組み合わせによる効果」=「配合応用」に力を入れました。
時代的変遷や現代の流通事情により一部の生薬では古典的な生薬と現行の流通生薬にやや齟齬の見られるものもあることから、国立医薬品食品衛生研究所や生薬企業、漢方エキス製剤企業に細かな聞き取り調査をおこない、その経緯が失われないよう配慮しました。生薬に関する必携書として活用いただけます。