適正使用のための臨床時間治療学 生体リズムと薬物治療効果
藤村昭夫・企画編・大戸茂弘・安藤仁・牛島健太郎・編
【目次】
第1章 体内時計のなぞ-生存するための戦略だった-/ 大戸茂弘
第2章 時間薬理学/藤村昭夫
第3章 時間治療の実際-生体リズムとの上手な付き合い方-
第4章 時間治療の実際-生体リズムと薬の使い方-
第5章 時間治療の実際-非常事態時の対処法-/藤村昭夫
【記事】
副腎皮質ホルモン薬は,本当に朝に投与するのが好ましいのか.近年,体内時計のメカニズムと疾患との関連性の解明が進み,薬物の治療効果を高め有害作用を抑えた適正使用を図るための時間治療の考え方が確立してきている.本書では,実臨床で応用できるよう,体内時計の仕組み,時間薬理の基礎から時間栄養,時間運動などの理論と考え方,30疾患におよぶ生体リズムの破綻による病態形成と時間治療の実際を解説.自然災害など,非常時の対処法にも触れた.時間治療を実践するための決定版.