モヤっとを上手に活かす多職種連携 医療事例から紐解くレシピ集
【目次】
第1章 モヤっとする複雑な問題こそ多職種連携
第2章 看護師って何者!?
第3章 正しさとは何か―職種や立場で違う価値観―
第4章 あの人とはわかりあえない―連携でよくある思い込み―
第5章 すぐに周囲をモヤモヤさせる人
第6章 どうやって決めるか―職種ごとに違う物事の決め方―
第7章 じっくり決めるか、それともスピード勝負か―緊急性の高い問題における多職種連携―
第8章 目標があいまいな状況でどう連携するか―多職種でつくりあげる当事者目線の目標―
第9章 計画の共有―誰のための計画か―
第10章 見せる記録、見せない記録―適切な情報を関係者と共有することの難しさ―
第11章 情報共有における感情の扱い―一緒に入ってくる他職種の動揺やしんどさとどう向き合うか―
第12章 組織内の連携をどう進めるか―モヤっとする問題におけるリーダーシップ―
第13章 モヤっと=トラブル?―モヤっとの本当の意味―
【記事】
医療現場での専門職間の連携において、誤解、すれ違い、見解の違いが生じることは日常茶飯事かもしれません。「それならそうと言ってくれれば…」と「モヤっと」することなどよくありそうです。そして、そんなモヤっとが、やがて対立から紛争にまで発展してしまうことだってありえます。本書は、こうした「モヤっと」を冷静に扱い、対立に発展させず、よりよい連携を築くためのきっかけにする方策を提示しています。現場でモヤっとを数多く体験した多職種の執筆陣が、「これはあるある!」という専門職間コンフリクトや、「これは現場で使える!」という打開策を集め、事例とともに示したレシピ集です。明日の多職種連携の実践に大きなヒントを与えてくれる一冊。