がん細胞から学んだ生き方 「ほっとけ 気にするな」のがん哲学
【目次】
第一章 医療者としての原点
第二章 病理医からみた臨床医
第三章 がん細胞が語る人間社会
第四章 「がん哲学」での「言葉の処方箋」
第五章 「クオリティ・オブ・デス」を考える
第六章 「がん教育」はなぜ必要か?
【記事】
がん細胞で起こることは、人間社会でも起こる
病理医として顕微鏡でがん細胞を覗いてきた筆者が、ミクロの世界の生命現象と、人間社会というマクロの世界を考える新しい領域として「がん哲学」を提唱、医療と患者の隙間を埋めるべく「がん哲学外来」を開設した。「がん哲学外来」では、対話による心の交流がなされ、「言葉の処方箋」が多くの患者に希望を与えている。