【記事】
自分の病気を医療者任せにせず, 自分事として受け止め, いろいろな知識を習得したり, 医療者と十分なコミュニケ―ションを通じて信頼関係を築き, 人生を前向きに生きようとする患者の姿勢
分かりやすく言えば, 患者力とは, 患者さんに自分の人生のリーダーシップを持ってもらうことです. ただ, 患者さん一人で患者力を身につけるのは困難であり, 医療者がそれを引き出し, 育む必要があります. 本書ではそのために医療者が身につけるべきスキルを解説し, 具体例を挙げて, そのエッセンスにも言及しています. 本書が医療者の患者力向上に主体的役割を果たす一助となることを願っています.