注意を操る心理学 気が散ることだらけの現代で自分を保つには
ステファン・ファン・デル・スティッヘル・著・清水寛之・井上智義・監・藤井良江・訳
【目次】
第1章 障壁って?どの障壁?
第2章 消防車は赤色じゃないとだめ?
第3章 注意の選択
第4章 グラストンベリー・フェスティバルで自分のテントをみつけるには
第5章 視覚世界への入口
第6章 現在の注意に過去の経験が影響する
第7章 不具合が起きるとどうなるか?
【記事】
「見通しのよい道路でもなぜ事故は起きる?」「目の前で行われるマジックをどうして人は見破れない?」その秘密は私たちの「注意」のしくみにあります。
なぜか目がいってしまう,なぜか見落としてしまう,かと思えば,嫌いなものを無意識のセンサーが捉えて探し出してしまう・・・・・・。本書は,そんな何気なく人間が行っている「注意』について,オランダ発の研究に基づいて,「なぜなのか」をわかりやすく説明。人間の「注意」について実例とともに多方面からアプローチしつつ,視覚特性や心理学的側面,また色覚異常や脳損傷が「注意」に及ぼす影響まで,詳細に解説します。