【記事】
2018年版の改訂版となる『喘息予防・管理ガイドライン2021』が
第70回日本アレルギー学会学術大会で発表されました。
わが国のアレルギー疾患の患者は増加し続けており、
喘息の有病率も成人で増加傾向が示されています。
一方で、喘息は治療薬の開発とガイドラインの普及などにより
近年最も顕著に死亡者数が減少した疾患であり、
2020年の速報値は1,200人を下回りました。
新しい知見を取り入れ、かつ、安定した改訂を目指した本ガイドラインは
3年ごとに改訂されており、2021年版は、2018年版の骨格を踏襲しながら
全面的な見直しが図られています。
喘息の病態メカニズムの解明と治療薬の開発は日々進展を見せており、
これらの進展を反映した2021年版は喘息を診療するすべての医療従事者必携の書です。