【記事】
安全・適正な薬物投与設計、または有害事象を回避するための処方監査など、薬剤師が薬物療法を支援するために腎臓への理解は欠かせません。理解を深めるために、成書で薬物動態学の基礎から患者背景に応じた投与設計の方法まで必要な理論を学び、各種ガイドラインで標準的な薬物治療や留意点を知ることができます。しかしながら、このような知識を患者にどのように使えばいいのか、どのような判断をすればいいのか悩むことも少なくありません。本書は、症例問題を解きながら、腎臓病薬物療法の知識と実臨床を結びつけ、妥当とされる判断・視点を身につけることができるドリルです。基礎編で基礎知識を整理・学習し、実践編で背景が少し複雑な症例から、陥りやすいpitfall(落とし穴)や介入のTips(コツ)を学べる構成となっています。