Nursing Today ブックレット ・13 “認知症と拘束”尊厳回復に挑むナースたち
【目次】
●イントロダクション──認知症になっても、最期まで身も心も縛られない暮らしを求めて(平岩千代子)
●田中とも江──縛らない看護は私のライフワーク(平岩千代子)
●小藤幹江──抑制することは看護の本質にそぐわない(平岩千代子)
●永田久美子──見えない拘束からの開放をめざして(平岩千代子)
●前例を超え、前例を創ったナースたち(大熊由紀子)
【記事】
1人の職業人として、組織人として、社会を生きる一員として──看護師の役割と可能性を探る。
医療や介護の現場における身体の拘束・薬剤による抑制・言葉による抑圧は、2006年の高齢者虐待防止法で規制されるようになった。しかし、認知症をもつ人の数とともに身体拘束はこの10年でむしろ増加傾向にあるという。
人は病や老いを抱えながらどのように自立し、自由であるべきなのか。人としての尊厳を守ることを信念に実践を重ねてきた3人の看護師へのインタビューから考える。