【記事】
「リハビリテーションは,リスク管理から始まり,リスク管理に終わる」と誰が述べたか不明だが、さまざまな疾患・合併症をもつ対象者と接するセラピストには、非常に大切な訓辞であろう。例えば、高齢者特有の問題や各疾患の特異的リスク、治療薬の副作用や影響、運動療法や離床時の危険因子、リハビリテーション中止の基準、主治医への報告のタイミングなど、効果的なリハビリテーションを行うには、リスク管理は必修の知識である。
本書は、臨床で押さえておくべきリスク管理について、治療頻度の高い疾患および問題状況を中心に要点を絞って、大切なポイントをわかりやすく解説。