【目次】
第I部
第1章 自閉スペクトラム症のある人の「動機」の構造―社会的動機づけと選好形成―
第2章 自閉スペクトラム症の精神分析―感覚過敏と過剰記憶に注目して―
第3章 「その他」の発達障害からみた知覚過程
第4章 初期統合失調症論からみた自閉スペクトラム症の病態心理
―試論:「自己保存本能の欠如」仮説―
第5章 自殺と殺人の違いについて
第II部
第6章 慢性期の統合失調症と中年期のASD―語りの比較を通して―
第7章 自閉スペクトラム症における言語の可能性/不可能性,あるいは主体の場について
第8章 発達障害にみる「病の真理開示性」
第9章 無人島と自閉症―ミシェル・トゥルニエ=ジル・ドゥルーズにおける他者なき世界―