CTGエボリューション 胎児生理学からコンピュータ判読まで
【目次】
第1章 胎児心拍数陣痛図(CTG)の歴史と展望
第2章 胎盤循環
第3章 胎児生理学
第4章 胎児アスフィキシアと脳障害
第5章 胎児心拍数モニタリングの原理
第6章 胎児心拍数変化—定義と病態
第7章 CTGモニタリングパターンによる胎児アシドーシスの予測
第8章 CTG波形の経時的変化(エボリューション)
第9章 脳性麻痺児のCTGモニタリング
第10章 分娩時のモニタリング管理:日本産科婦人科学会5段階分類
第11章 疾患背景を考慮した胎児心拍数波形パターンの読み方①
第11章 疾患背景を考慮した胎児心拍数波形パターンの読み方②
第12章 妊娠中の胎児健康度評価
第13章 分娩管理
第14章 コンピュータ解析
第15章 振り返りとシナリオシミュレーション
【記事】
胎児心拍数陣痛図(CTG)は簡便な検査法として広く普及しており,胎児機能が健常を保っていることを示すのに有効である一方,その所見から障害の有無を確定診断するには不向きである.本書ではそのようなCTGの特性を深く理解し臨床の現場で適切に活用するため,胎盤循環や胎児生理学といったCTGの周辺知識,胎児機能検査法のなかでの位置づけや様々な症例における所見の解釈法など,CTGに関する情報を幅広く網羅し解説した.