【記事】
日進月歩の緩和ケア
緩和ケアをチーム医療ととらえ、
患者の語りをもとに書かれたテキスト
■緩和ケアとは… がん? 終末期? 疼痛管理?
がんと診断されてから看取りまでの患者・家族の物語。
外来・病棟・手術・退院・在宅などさまざまな場面における多職種の実践を,ストーリー仕立てで解説。
緩和ケアを学ぶ,はじめの一歩に格好の書。
【本書の概要】
緩和ケアのキーワードとなる、家族を含めた全人的ケア、チーム医療は、がんのみならず心不全、神経筋疾患、認知症など、診断時・治療中から始まります。緩和ケアとは、医療者になったときに身につけておくべき、基本的で大切な知識・技能・態度なのです。本書はそれらを理解しやすいように、患者が主人公の物語仕立ての読みやすい構成となっています。多職種を対象に、学生や初学者、また教員にもおすすめの一冊。
【本書のポイント】
・がん患者を主人公に、家族や多職種とのかかわりを、診断期、治療期、再発期、在宅期、看取り期に分けて、物語仕立てで構成。
・多職種の緩和ケア的姿勢や態度・言葉を抽出し、簡潔に解説。
・カンファレンス場面は、具体的に会話で示すことにより、多職種の役割を明確化。
・理解を深めるために必要な用語などは「ワンポイントメモ」「さらに学んでほしいこと」で詳細に解説。