緩和ケア・コミュニケーションのエビデンス ああいうとこういうはなぜ違うのか?
【目次】
1章 ああいう vs. こういう の裏には理論あり
2章 患者の死に備える おどかさず心構えも促すには?
3章 希望を支える 何かできることを付け加える
4章 症状緩和にいかす ああいう vs. こういう
5章 日頃の立ち居振る舞いの ああする vs. こうする
6章 予後に関するコミュニケーション 「わからない」はとにかくよくない
長めのColumn
Column
【記事】
ああいうか、こういうか、それが問題だ!
「20%効果がある」「80%効果がない」──言い方によって患者の判断が変わる? 立って話すか、座って話すかで、与える印象が変わる? 臨床で出合うちょっと不思議な現象や、どうにもうまくいかない場面。その背景にあるのは、人間の心の特性や、個々人が培ってきた価値観の違いかもしれない。緩和ケアだけでなく、心理学、行動経済学の領域で蓄積されたエビデンスが、臨床での困りごとを解決するヒントを与えてくれる!