【記事】
シリーズ第5巻は,「周術期のリスク管理」に対処するための一冊.近年,医療機器・モニタリング・薬剤の開発および種々のガイドライン導入により,麻酔・周術期管理の質は格段に向上した.一方,高度・複雑化する医療の中,多職種協働が進み,ノンテクニカルスキルによる有害事象も増加している.また,専門医認定・更新では,安全,感染および倫理の研修が必須となり,求められる知識と技能は専門分野外にも拡大している.現状に対応し,安全対策・感染予防・合併症管理で実践できる情報を一冊に集約.各項目,現場を熟知し,実践してきたエキスパートが解説する.手術室や周術期外来でこの一冊が即戦力となる.