【記事】
好評のリッピンコットシリーズの生理学教科書改訂版.
器官システムにフォーカスした構成がさらに強調され,細胞レベルの変化がどのようにシステムの中で機能しているのかが,より体系的に学べるようになっている.また,臨床現場に即した知識を得ることができるコラムも一層充実.「臨床応用」では疾病と生理学との関連性が,新設のコラム「生理学的性と加齢」では実際的な生理機能を考える上で重要となる「性差」と「加齢」に関する視点がそれぞれ明示されている.豊富な図版は前回版より洗練され数も増え,各編末の学習問題は症例を用いた問題が多くなり,各章末の要約と併せて体系的に説明された情報を統合・理解するのを助ける.
生理学分野を網羅しており,各種試験・共用試験・国家試験対策にしっかり役立つ一冊.