【記事】
本書は,摂食障害を持つ人の治療に関わる管理栄養士のために書かれているが,心理面と栄養面両方の問題を抱える患者のために栄養面でのカウンセリングを行うためには,管理栄養学の知識だけではなく,多くのスキルを身につけていなければならない。
本書では,さまざまなガイドライン,認知行動療法,弁証法的行動療法,動機づけ面接,その他心理療法のテクニックを取り入れ,食をめぐって抵抗する患者との信頼関係の築き方や指針にすべき食事プラン,過食・排出行動と過活動の治療法などを豊富な症例とともに解説する。Health At Every SizeやARFIDなど,最新のトピックも網羅している。
食行動と体重面で行動変容を起こすための栄養食事指導法がわかる,待望の一冊。