発達障害の不思議な世界 その理解と評価から導く最適な指導法
【目次】
レクチャーI 発達障害とはどのような障害でしょうか
レクチャーII 発達障害の子どもは世界をどのように感じているのでしょうか
レクチャーIII 発達障害の子どもに不良姿勢が多いのはなぜだろう
レクチャーIV 動作のぎこちなさは運動イメージの未熟さが原因
レクチャーV 発達障害の子どもは生活空間をどう捉えているのでしょうか
レクチャーVI 発達障害と思ったらチェックしてみよう
レクチャーVII 遊びや運動をとおして発達障害を改善しよう
レクチャーVIII 発達障害の悩み相談室
【記事】
本書は、発達障害に関する多くの情報から必要な事柄のみを取捨選択し、マンガを適宜用いることで簡単・簡潔に『発達障害の世界』をイメージすることが可能である。難しい専門的な内容や用語などは、一般の人でも分かる平易な言葉や解説に置き換え、スムーズに読めるよう工夫している。そして、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、限局的学習障害、発達性協調運動障害といった発達障害4疾患に対して、3つのキーワード(症状の原因・特徴・評価)から問題を導き出し、子どもが馴染みやすい遊びや運動を通して、コミュニケーションあるいは社会性の向上を叶えるアプローチ法を説明した。発達障害に関わる人たちにとって、理論と実践が容易に学べる希望の一冊である。