【目次】
対談 精神医学における仮説の役割と現状
大森哲郎(徳島大学)×石郷岡純(石郷岡病院)
<監修者コメント>“Perfect is the enemy of good”神庭重信(九州大学)
■うつ病の診断と病態を理解するための仮説
メランコリー親和型とうつ病
精神医学史研究に向けて
うつ病治療における食事・栄養
リスク因子と介入法について
モノアミンとうつ病:再考
モノアミン仮説はどこまで検証されているのか?
うつ病の神経回路仮説とニューロフィードバック
■■双極性障害の診断と病態を理解するための仮説
双極性障害の分類とスペクトラムをめぐる仮説と検証
<コラム>いつまでも仮説で良いのか
■■■統合失調症の概念と病態を理解するための仮説
統合失調症というカテゴリー
KraepelinからDMS5まで
神経発達障害仮説の形成と検証
統合失調症の臨床病期ごとの脳病態解明を目指して
統合失調症ドパミン仮説からグルタミン仮説へ
統合失調症のゲノム研究
全ゲノム関連解析がもたらした成果と臨床応用の可能性
iPS細胞からみえる統合失調症の特徴
■■■■神経症の概念と病態を理解するための仮説
神経症の消滅とその後の展開
不安・恐怖のセロトニン仮説
■■■■■発達障害の概念を理解するための仮説
自閉症スペクトラム症をめぐる仮説とその検証
ADHDの病態は明らかとなったか
仮説というファントム
A Final Remark ≪精神医学の基盤≫[5]の総監修を終えて