【記事】
本書は1993年に初版が刊行されて以来、「薬学生が、卒業後に医療、創薬、公衆衛生の各分野で関わる微生物学上の問題、ことに医療現場で遭遇する微生物関連の問題を理解し、課題を解決する手がかりとなるような教科書」を基本理念として版を重ねてきた、薬学部学生向け好評テキストの改訂版である。
今回の第7版では、全章にわたり内容を見直し、最新の学術的進歩を反映。化学療法薬については、臨床現場の状況との整合性を図った。また、読者の理解を高めるよう平易な表現で記述・図やイラストを多用しつつも、高い専門性を堅持した構成を心掛けた。今回の改訂から2色刷りに変更、さらに、各章にコラムを設けることにより身近な微生物の“不思議”にも触れ、微生物学への理解が深まるように配慮されている。