【記事】
臨床精神神経薬理学は、薬物治療の安全性を高め、効果を最大にするために、適切な薬剤を適切な対象群に適切な量および方法で投与するための学問である。本書は、臨床精神神経薬理学専門医をめざす若手医師が臨床精神神経薬理学の基本的な知識と技術を習得するための教本である。内容は薬物動態学、薬力学、ゲノム薬理学、有害事象、薬物相互作用のメカニズムなどの基本的な知識から各種精神疾患の薬物治療アルゴリズムまで現時点での精神科薬物治療・臨床精神神経薬理学に関わるあらゆる側面にわたっている。すでに専門医を取得している方や指導医にとっても知識の整理に役立つ内容となっている。『臨床精神神経薬理学テキスト 改訂第3版』を引き継ぎながら一新したニューテキスト。