【記事】
発作症状をくわしく説き起こし、その人が生まれてから今目の前に座るまでにどんな経過をたどってきたのか、そのストーリーを明らかにする。そしてそれができた段階で、てんかん発作や症候群の分類がほとんどできている。てんかん診断におけるこの「スタイル」を、朴貴瑛先生との対談形式で、詳細に、わかりやすく語られている。 てんかんの患者さんの多様な発作や背景に触れ、自分のスタイルを確立するに至った小出先生。「てんかん診断」について、お二人の対談を読み進めていくという形で、自分のてんかん診断のスタイルを作る一助となる一冊です。 てんかん専門医を目指す医師、神経内科医、他にもてんかん専門ではないが、てんかん患者を診るかもしれない開業医の先生など、多くの方に手にとっていただきたい必読書。