発達障碍のある人と共に育ちあう [あなた]と「私」の生涯発達と当事者の視点
【目次】
第1章 発達障碍のある人と共に「育ち合う」関係へ―関係発達障碍論―
第2章 発達障碍支援のあり方を問い直す
第3章 発達相談におけるアセスメントと支援
第4章 木洩れ日―「私」と「私たち」が紡ぐ暮らし
第5章 療育の場における支援
第6章 小・中学校における支援
第7章 特別支援学校における支援
第8章 高等教育段階での支援
第9章 成人期以降の支援
第10章 身体とつなぐ 仲間とつなぐ― 自閉スペクトラム当事者の視点から
【記事】
本書では、「障碍を持つ被支援者」を「専門的スキルを持つ支援者」が支援するという枠組みを越え、固有の人生を歩む「私」と「あなた」として、発達障碍のある人と共に歩み、育ち合い、支え合っていく関与のあり方を描きました。最終章では発達障碍の当事者である綾屋紗月さんが、当事者の目から本書の議論がどのようなものとして映るか、吟味・検討しています。障碍のある子どもや大人、その家族が、生涯の展望を思い描けるように、さまざまな支援の現場、ライフステージを取り上げた発達障碍に関わる心理師、関係者、当事者必読の内容です。