【記事】
2007年の初版から改訂を重ねてきたロングセラー。経験豊富な臨床医はどのように鑑別診断を進めているのか。患者の主訴から鑑別診断リストを考え、最も確率の高い第一仮説と見逃してはならない代替仮説を念頭に問診・診察を行い、必要な検査を追加して、最終的な診断に至るまでの論理的思考の道筋を解明。内科診断学の名著と高く評価されている。第4版では、前版が発行された2014年10月以後の研究成果に基づいて、内容を大幅に刷新した。
胸痛/めまい/失神では、新たな診断アルゴリズムやアプローチを導入。咳嗽・発熱・呼吸器感染症/急性下痢/黄疸と肝機能障害では、最近開発された診断ツールについて解説し、スクリーニングと健康維持/糖尿病/高血圧では改定された新しいガイドラインに準拠した。