【目次】
序章 生と死と
第1章 糖尿病と妊娠の歴史
第2章 糖尿病と妊娠に関する学会,研究会
第3章 糖尿病と妊娠の関わり合い
第4章 糖尿病合併妊娠の病態
第5章 妊娠糖尿病
第6章 糖尿病妊婦の分類
第7章 糖尿病妊婦の臨床― 一般的基礎知識として―
第8章 糖尿病妊婦の治療― 合併症をもたない糖尿病妊婦の場合―
第9章 糖尿病合併症をもつ人の妊娠
第10章 糖尿病母体から生まれた児の特徴,合併症,予後
第11章 妊娠を経過した糖尿病婦人の予後
巻末付録 東京女子医科大学における三世代,年代区分別にみた
糖尿病腎症合併妊娠の実態からその予防対策を考える
【記事】
日本における糖尿病妊婦診療の第一人者である著者が,世界と日本における糖尿病と妊娠の医学の歩み,および最新のスタンダードな診療をまとめたテキスト.好評であった2013年の第2版に,最新データを加えた待望の第3版.糖尿病があっても安全な妊娠・出産ができるように,死産や,生まれる子に奇形や障害が起こらないように,糖尿病と妊娠の医学を日本に確立し,発展させてきた著者の臨床と研究の集大成であり,後世への遺産ともいえる1冊である.内科医,産婦人科医,看護師などの医療スタッフにぜひ一読をお薦めしたい.