【記事】
解剖見学実習を行う医療系大学・専門学校が増えている。岐阜大学医学部では、毎年延べ900名の医療系大学・専門学校の学生に解剖見学実習の機会を提供。医療系学生には、体内の構造を見分けるのは至難のわざである。なぜなら動脈は赤いと信じてきた彼らの目の前に“白い動脈”が走っているからである。本書の46項目は医療系大学・専門学校へのアンケートで挙げられた、各専門職の“ホットスポット”である。見学すべき構造の位置や形、観察の対象を明確にし、テキストで得た知識と目の前にある対象物を比較しよう。本書を塗り絵感覚で利用し、観察で気づいたことを余白にメモし、本書を完璧な見学実習マイノートにしよう。