【記事】
本書で提唱する“一口サイズ”の介入モデルは,治療全体が厳格に定められたプログラムを脱却し,CBTの要素を選んで通常の薬物療法や心理療法に取り入れることができる。高い有効性が期待できる技法を用いながらも限られた時間内に収められるよう工夫され,CBTに精通した治療者が実施することでその効果を発揮する。本書には臨床ですぐに使えるマテリアルやアイデアが満載されており,対象もパニック症,うつ病,全般性不安症,社交不安症,不眠症と多岐にわたる。
現場のニーズに応える新たなCBTのスタイル。様々な場面での応用が期待される。