【記事】
感染症が明るみにしたのは――民主主義に関する理解の違いだった!
全世界で蔓延する新型コロナウイルスの「第二の震源地」となった欧州。多数の死者と経済への打撃で戦後最大の窮地に追い込まれたといわれるが、政府の日頃のリスク管理や財政状態によって、各国で大きな違いが表れている。2月19日、イタリアで何が起きたのか? 1月に欧州最初の集団感染が起こったドイツは、なぜ感染拡大を抑え込めることができたのか? 在独30年のジャーナリストが、現地発の生のエピソードを交えながら、欧州各国の危機対応力を徹底分析し、懸念される第二波襲来に備え、日本と世界のとるべき道を提言する。