【目次】
1 領域別臓器専門内科医にも,ジェネラリズムが必要である
2 ジェネラリズムの獲得のための“インプット”中心の勉強には限界がある
3 “アウトプット”を意識した勉強は楽しく,かつ質が上がることを自覚した.
4 臓器専門内科医にとって,“アウトプット”を意識した勉強とは.
5 “アウトプット”を意識せよと言っても,もうすでに発表されているのではないですか?
6 “アウトプット”を意識せよと言っても,どこで発表せよというのや?
7 まず,自分への“アウトプット”を始めよう.
8 ICT時代,働きかた改革時代の,“アウトプット”の共有方法とは
9 おまけ 私の“アウトプット”環境の紹介
Appendix 1 臓器専門内科医のジェネラリスト化・総合内科医化は可能か?―地域中核病院における9年間
Appendix 2 自己学習に役立つツールの紹介
Appendix 3 内科医の自己学習(continuing professional development;CPD) に役立つための,日常生活のアドバイス
Index
【記事】
私は,医学教育に関してはずぶの素人であり,本書の内容は,学問的には稚拙かもしれません.しかし,臨床医が,最も親しみを持ち,且つ,理解しやすい論文は,エビデンスのレベルが低いとされる症例報告とされています.本書を,50 歳を超えてから,地域の中核病院で総合内科医として働く必要に迫られ,右往左往している元腎臓専門医に関する症例報告として読んでいただければと思います.