【記事】
漢方治療を実践する著者が「患者指導に使いたい本」として執筆した,漢方マンガシリーズ第二弾。
どのような婦人科疾患でも治療の第一歩は十分な睡眠。人は夜寝ている間に次の日に使う「気」と「血」を胃腸(脾)で再生産している。睡眠時間が短かったり,胃腸が弱ったりすると「気」と「血」が減って,体の不調を招く。
まずは睡眠をたっぷりとると同時に漢方薬を使うと,驚くほど短期間で症状を改善することができる。治療効果を高める睡眠の取り方,食生活の改善,市販の灸を使った自己施灸の方法など,患者自身がすぐに試すことができる方法を満載。
一方で,症状に合った漢方薬の選び方のコツや針灸治療についての記載もあり,医師や薬剤師・鍼灸師にも十分に役立つ内容となっている。
取り上げている疾患(症状)は,生理痛・生理不順・不妊・産後の不調・更年期障害など。