【記事】
昨今注目が集まるメンタルヘルス(こころの健康)を、多彩なアプローチからとらえる書。――本書では、具体的事例とともに「現代のメンタルヘルス」を理解し(第Ⅰ部)、日本の精神医療をめぐる知られざる歴史をひも解く(第Ⅱ部)。そして最終部では、「当事者研究」「オープンダイアローグ」に至るまで、広く先進的実践を具体的に紹介し(第Ⅲ部)、真の「メンタルヘルス」実現へのあり方を探る。京都大学の教養講義を中心に編まれた、どの章も新たな気づきに出会える一冊。どこから読んでも面白い、メンタルヘルスの世界へと誘う「読む 京大・教養講義」。
[ここがポイント]
◎ 京都大学の教養科目『行動病理学』の12回にわたる講義がテキストに。
◎ メンタルヘルスをめぐる主要・重要トピックを初学者向けにわかりやすく紹介。
◎ 「当事者研究」「オープンダイアローグ」などをも扱い、古典的内容から最新知見までを幅広く紹介。