【目次】
婦人科手術におけるTLH の位置づけ
どのように学ぶか? どのように教えるか?
低侵襲手術におけるテクニック
器具の選び方
術前評価と症例選択における注意点
Step by Step の手術手技解説
後腹膜の展開と,尿管・子宮動脈の同定 -バリエーションと解説
注意すべき合併症とその対策
サイズの大きな子宮に対するTLH の工夫
癒着が激しい症例に対するTLH の工夫
TLH に役立つ,深部子宮内膜症に伴うダグラス窩完全閉鎖の取り扱い方
腹腔鏡補助下腟式単純子宮全摘術(LAVH)
ロボット支援単純子宮全摘術
【記事】
若手産婦人科医を対象に「基本的に身につけなければならない手技」を解説し,“十分な理解に基づく手術”をマスターできる実践的シリーズ。緻密で美しいイラストにより読むだけで手術をシミュレートできるビジュアル重視の紙面に加え,スマートフォン等でアクセスできる本文とリンクした動画をストリーミング配信。解説は簡潔かつ初心者フレンドリーで,今さら聞けないような事柄についても丁寧に記載し,助手などの補助的な立場の手術参加者にもより役立つ作りとしている。
第2巻では,婦人科手術手技の基本となりうる全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)について,「何のために」「何を」「どうしたらよいか」,核心をシンプルに記述。初心者に向けたヒヤリハット例についても記載し,指導者・学習者,双方の理解にも有用な一冊。