【目次】
第I章 頭痛の病態生理 頭痛のメカニズムを理解しよう
第II章 頭痛の疫学 頭痛の有病率,環境の影響をみてみよう
第III章 頭痛の問診 頭痛の診断は問診のみでほぼ決まる
第IV章 頭痛の身体診察,神経診察 頭痛のサインを見逃すな!
第V章 頭痛の検査 それぞれの検査の適応,限界,リスクを理解しよう
第VI章 ケーススタディ 症例に学ぼう!頭痛の診察の進め方
【記事】
頭痛は頻度の高い主訴のひとつである.しかし,訴えは主観的で評価が難しく,加えて,原因疾患は緊急性の高いものから全身性の疾患まで多岐にわたるため,診断に至らず,“とりあえず鎮痛薬を処方”――ということもあるのではないだろうか.本書では,頭痛の病態生理から,問診,身体・神経診察,画像検査まで,適切な診断と治療を導く考え方をロジカルに解説.ケーススタディでは著者の経験から22症例を取り上げた.自分ならどう攻めるかを考え,「頭痛の診断力」を身につけよう.