【記事】
抗凝固療法は近年DOACが開発され、薬物療法が多様化している領域の一つです。肝・腎機能や併用薬などにより禁忌や減量基準が定められ、投与設計や服薬指導にあたる薬剤師の積極的な関与が期待されています。
本書は、医師と薬剤師が長年チームとして抗凝固療法を実践してきた京都桂病院の研修会・診療をまとめた1冊。抗凝固療法の知識習得にとどまらず、Q&A形式で臨床疑問を学び、症例ベースで考えることで、エビデンスや患者背景を踏まえたモニタリングをどのようにおこない、最適な薬物療法や服薬指導につなげていけばよいかを実践的に学ぶことができます。抗凝固療法に従事する病院・薬局薬剤師におすすめです。