【記事】
がん支持療法における必要性がますます高まりつつある漢方薬。そのエビデンスと使い方がスラっとわかる!
近年、漢方薬が処方される場面がますます増えつつありますが、がんの支持療法においても例外ではありません。漢方薬は、近年ランダム化比較試験が実施され、薬理作用の解明とともにエビデンスが集積されています。がん支持療法で活用される漢方診療のアプローチは、現時点で東洋医学的アプローチと西洋医学的アプローチの2つのスタイルがありますが、本書では、東西両医学のいずれのスタイルにも対応できるように工夫されています。総論では漢方特有の理論を解説し、各論の「Ⅱ 症状別代表的漢方薬」ではがん支持療法で汎用される35種類の推薦処方とその関連処方を東西両医学の視点から、また、臨床・基礎データに基づき科学的に解説しています。本書を通して、がん支持療法に有効な漢方診療の知識を身につけることができます。