【記事】
●顎口腔系の機能や形態に適切に調和した総義歯を製作するためには,診査・診断と治療方針の決定から始まる各ステップの基本事項をチェアサイド・ラボサイドで共通認識としてとらえていることが大切です.
●経験や勘に頼って手さぐりで進められている総義歯臨床の現状から脱して,患者さんにフィットした,よく噛める高精度な総義歯を,だれもが効率的に,平準化して製作できることをコンセプトに,本書では,チェアサイド&ラボサイドにおける作業工程を「43ステップ」に分類し,それに基づいて各工程でのポイントとコツをわかりやすく解説しました.
●弾性樹脂材を用いた埋没・重合法など,精度向上のための新技法も随時紹介しています.