マッピングを用いた依存症支援マニュアル 本人の気づきを促すビジュアルツール
エド・デー・著・橋本望・齋藤暢紀・監訳・宋龍平・池上淳哉・槇健吾・川上ひろみ・竹内明徳・谷本健一・訳
【目次】
序章 治療の核となる要素
第1章 アセスメントプロセスを改善し,リカバリープランを立てる
第2章 目標の設定,達成,達成したときの報酬
第3章 ソーシャルサポートを築く
第4章 ハームリダクションの情報を提供する
第5章 スキルの習得を支援する
第6章 治療の終了とアフターケア
【記事】
アルコール/薬物依存といった物質使用障害に有効な治療は数多い。本書はそれらエビデンスに基づく心理社会的治療のエッセンスを含んだ、シンプルかつ包括的な治療ツールである。
本書の治療システムは英国で開発され、最大の特徴は「ノード・リンク・マッピング」という、情報を整理して図示する方法を採用した点だ。情報を視覚的に表すことで物事をよりよく理解し、重要なアイデアを必要なときに思い出せる。また、短時間面接でも行えるよう小分けにでき、リカバリー計画に応じてどの治療マップから使用してもよい点も魅力である。支援者の経験の深浅を問わず積極的に利用していただきたい、パッと使える視覚重視型・実践治療マニュアル。