【記事】
2019年4月現在で、国際生化学分子生物学連合(International Union of Biochemistry and Molecular Biology,IUBMB) の酵素委員会(Enzyme Commission)に登録されている酵素の種類は、6,300 種に達しているとのことです。
酵素の利用は、乳製品やビールなどの発酵食品で古くから人間の生活に利用されてきましたが、その機能の解明は18世紀の科学者による実験まで待たねばなりませんでした。そして今日6300種を数える酵素は、食品をはじめとして各種の工業の発展に大きく寄与しています。
本書は、そうした酵素についての基礎的知識から、糖質関連酵素、タンパク質分解酵素、脂質関連酵素、植物組織崩壊酵素をはじめ、核酸分解酵素、酸化還元酵素、アミノ酸関連酵素、タンパク質関連酵素など、各種の応用についての知識と利用をわかりやすくまとめています。
酵素利用に携わる、あるいはこれから携わる方々の座右の銘として利用いただければありがたく存じます。